なんかタイトル打ち間違ったけどその程度だったので放置。
全25話だったか26話、いわゆる2クールだったんですが、もう、何ていうかもう。 原作が面白いのかはわかりませんが、少なくともアニメの展開はクソでした。
『ヒロインが可愛くない』 『ていうか萌え対象になる女キャラ自体少ない』 『かといってイカす男キャラもいない』 『消去法でオカマが一番魅力的に見える』 『村田れんじの真骨頂は「煙草の似合う20代後半から30代の若い男」だと個人的に思っているんですが、そういうキャラがいなかった』
という、つかみ的な部分でのハンディキャップが多い中で、それでも「ストーリーさえ面白ければ」という期待をもって最後まで視聴するも、
■『この平成の世に、コンピューターをハッキングして核ミサイルを暴発させるとか言い出す。それが近未来を舞台にした作品のクライマックスに持ってくる世界の危機』
■『どんでん返し的なサプライズ要素を魅力的に見せられていない。どれもこれも「ふ〜ん」で終了するレベル』
■『クライマックス間近、信頼してた仲間に突然銃を向けられて話終了。→次の週「家族が人質に取られているんだ!」、でもヒロインに説得されて、結局5分程度で銃を下ろす。少なくとも最後にやるようなエピソードじゃない。ていうかこの展開が作品中2回も出てくる』
■『クライマックス間近、突き落とされて死んだ筈のキャラが生還劇、次の週、また突き落とされるも生還劇という、きわめて短期間での天丼生還を成し遂げる』
※天丼 コントなどにおいて同じことを2度またはそれ以上繰り返すことで滑稽な効果をもたらすことを天丼と言う。 天丼に海老が2本のっていることが元になっていると言われている。(wikipediaより抜粋) ・代表的なのは、ゴールデンエッグスの「大胸筋矯正サポーターだよ!」とか。
■『命を張って仲間をかばったキャラが、もう1回出てきてもう1回かばう。 (上の天丼生還もそうですが、命のやり取り系は安易に感動を呼べる半面、1キャラ1回しか使えない(死ぬので)という暗黙のルールがあります。それを破ったら感動の価値が暴落します。「実は生きてた」「生き返った」は展開上アリだと思いますが、もう1回死んだりかばったりと同じ事を繰り返してはいけないと思います)』
等の、『感動させる』『驚かせる』という人の記憶に残っていくはずの部分があまりに古臭くチープでうんこもれそうに。 尺が足りなかった感はとても感じたので、もう1クールくらい延ばせばもうちょっと良くなった気がしますが、どっちにしてもダメだったんじゃないかという気持ちも。 ニュータイプの「人気女性キャラランキング」でも、角川プッシュ作品だからとギリギリ10位にヒロインが顔を出すという、ある意味嫌がらせのようなフォローもあったようです。
ところどころ良いと思える要素もありました(OPとか、ヒロインが最後までブーメランで戦うとか)が、少なくとも人にオススメするような作品ではなかったのは胸を張って言えます。 DVDのレンタルも少しずつ始まっているようなので、気が向いた方は見てみてください。先述の通りオススメはしませんが、全然話題にもならず同人誌も出ていない理由が良くわかりますから。
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